おいでやっす~熟年旅リスタまこぼんです。
シニアだってますます元気!!
ってことで、今日も始めていきますよ~
タイといえば、南国のエキゾチックな風景や美味しい料理、活気あふれる市場に夜のエンターテイメントなどなど、旅の醍醐味やサプライズが盛り沢山で、私まこぼんが最も愛する観光スポットです!
そのタイの観光産業が今、新型コロナの影響で深い痛手を負ってます…
徐々に戻りつつあるタイの日常ですが、タイ国際航空(THA)が経営破たんするなど、観光産業は、ロックダウンの影響でとても大きな経済的被害を受けました。
かなりの深手を負ったタイですが、アフターコロナの世界でどう復活しようとしてるんでしょうか?
そして、タイの観光旅行はどう変わっていくのでしょう?
アジア屈指の観光立国タイの痛みとは?
タイの観光産業は、その裾野を含めればGDPの約20%を占め、タイ人の10人に1人が従事するといわれるほどの、この国の経済の大黒柱です。
外国人観光客数は、昨年の2019年実績で3,900万人を突破して、今年には4,000万人の大台に乗るとも予想されてたんですが、コロナ禍のせいで、このままでは約60%減の1,600万人にも満たない見通しだと予想されてます。
これを金額に換算すれば、約6兆円相当がふっ飛ぶことになると。
東南アジアで一番魅力的な観光地と謳われたタイ…
激減した外国人観光客の数をみれば、そのタイの窮状が想像できるでしょう。
このままでは、人々の生活が立ち行かなくなるばかりか、世界中の旅行者も悲嘆に暮れることになるでしょうね…
もちろん、タイの人々がこのままなんの手も打たないはずがありません。
観光産業を覆うこの暗い影を振り払おうと、国を挙げて新しい取り組みにチャレンジしてるんです。
まずは信頼されることを目指すタイ
世界保健機関(WHO)が、新型コロナの世界的なパンデミックを宣言したあとすぐに、素早く入国制限に着手したり、徹底したロックダウンを実施するなど、タイ政府はコロナを早期に抑え込むための政策を積極的に打ってきました。
やっぱり、観光地としてのブランド価値が深刻なダメージを受ける前に、短期決戦でコロナ被害を収めないといけなかったんでしょうね。
その結果、タイの積極的なコロナ対策は見事に功を奏して、今やタイ国内の新規感染者は、ほとんど見つからなくなりました。
経済的な痛みに耐えに耐え、やっと安心・安全を勝ち取ったようです。
このコロナ封じ込めの成功経験をバネにして、アフターコロナでも信頼される観光地になろうと世界にアピールするために、
Amazing Trusted Thailand(信頼される驚きのタイランド)
というキャンペーンをいち早く立ち上げました。
5Rストラテジー
タイ国政府観光庁(TAT)は、アフターコロナの観光方針として、それぞれの頭文字を取って5Rストラテジーを策定しています。
まずタイ政府は、国内旅行の振興策3案のパッケージを決定しました。
このパッケージを利用して、国内旅行から再起動(Reboot)するために、タイ人に限り、宿泊や食事、フライトなどの旅費のうち40%を政府が補助するそうで、医療関係者の慰安旅行にも別途の補助金が配られるようです。
先ほど話題にしたAmazing Trusted Thailandは、みなさんもご存じアメージング・タイランドというキャッチコピーにトラステッド(信頼される)を加えたものですよね。
アフターコロナの世界で、タイが目指すのは、世界中の観光客から信頼されるブランドを築くことなんだという強いメッセージを感じます。
タイは、GCI(the Global COVID-19 Index)という、コロナ対策の成功度を評価するランキングでも、世界第2位という輝かしい評価を得ています。
こうした評価を世界にアピールして高い信頼感を勝ち取っていこうと、タイ観光をリブランド(Rebrand)するキャンペーンが、Amazing Trusted Thailandですね。
つまり、これからのタイ観光は、いままでより確実に、衛生的でより安全で安心できるような旅になるでしょう。
そのためにも、保険省(MOPH)の衛生ガイドラインに沿って営業が行われるように、観光業の方々に向けて、SHA(Safety and Health Administration)という認証制度を推進していくとのこと。
例えば、SHA認証を受けるためには、店舗に出入りする際に、スマホで個人の行動を追跡する入退出管理プラットフォーム、タイチャナ(Thai Chana)をしっかり導入して、観光客などをチェックしていることが必要になるなど。
また、飲食店では、机に透明プラスチックの衝立を立てて、食事中でもソーシャル・ディスタンスが保てるように工夫したり。
さらに、海外からの観光客を受け入れ始めてもしばらくは、検温や手指消毒が続けられるかもしれません。
こうした、SHAの衛生ガイドラインに沿ったニューノーマル(New Normal)に真面目に取り込んでいる観光業者を積極的に支援して、タイの観光をより安心・安全な姿に再構築(Rebuild)していこうというわけです。
その結果、アフターコロナのタイの観光は、今までとはずいぶん様変わりしていくんでしょうね。
雑多で、カオスな活気のあるタイが好きな私としては、あんまりキッチリ整理整頓されても困るんですが(笑)
コロナ感染のリスクが少ない信頼できるタイ観光も魅力的ですが、やっぱりバイタリティーにあふれていて、少しくらいのことはマイペンライ精神で乗り切ってしまうタイの良さも残しておいてほしいと思います。
タイの観光シーンはどう変わっていくのか?
タイがいつから観光客を受け入れるのかは、別のエントリーで考えてますが、アフターコロナの観光は、再び感染拡大を起こすリスクをミニマムにするよう、これまでとはまた違った形になっていくことが予想されます。
観光業者が取り組む、衛生面や健康面のニューノーマルと並行して、タイはどうやら観光客の受け入れを「量から質へ」と転換していく考えがあるようです。
これはどういうことかというと、コロナ前までのように大量の観光客を自由に受け入れていては、入国の際の検疫もままならないし、入国後の市中感染をトレースするのも非常に困難になります。
だから、感染症危機が完全に終息するまでは、ある程度、観光客の受け入れ数を制限するのではないか?ということ。
観光客を減らすと、インバウンドで落とされるマネーも減りますよね?
そこで考えられているのが、よりハイクラスな観光客、国内で旺盛に消費をしてくれるお客さんから真っ先に選んでもらえる観光地になろうということです。
要するに、観光客の「量」をコントロールして、タイ経済に大きく寄与してくれる観光客に来てもらえるよう「質」の高さを重視しようというわけ。
先ほどの5Rストラテジーも、この「量から質へ」というコンセプトに基づいて練られた方針でしょう。
そうすると、当面、具体的にはどんな観光客が歓迎されるんでしょうか?
これは気になるところですよね(笑)
TATがターゲットにする観光客のイメージは、まず一つに、ビジネストラベラーやハイクラスな観光客、それもMICE(Meeting, Incentive Travel, Convention, Exhibition/Event)で訪タイするような団体さん、また、ビジネスとレジャーを兼ね(ブレジャー)てタイへやってくる旅行者、さらには、渡航費用は安く抑えても国内で食事や宿泊、エンターテイメントにお金を回すフラッシュパッカーといわれる旅行者などのようです。
はっきりいって、タイへお金をいっぱい運んできてくれる旅行者ってことですよね(笑)
そういった観光客を、プーケットやサムイ島など、出入りがウォッチしやすくて、行動がトレースできる島へ誘導しようという話もあったり…
もっともこれは、団体さんが対象なんでしょうが…
ということで、タイへふたたび観光旅行へ行けるようになったら、たくさんお金を使えるようしっかり貯金しなければなりません\(^o^)/
こうなったら、これからもぜひタイに頑張ってもらうためにも覚悟を決めましょう(笑)
タイの人たちもそんな私たちをきっと大歓迎してくれるんじゃないかと。
観光ニューノーマルが残るうちは、多少の面倒臭さもあるかもしれませんが、そこは私たちもしっかり協力していきたいものです。
なにせタイ旅行をこんなに我慢しなければならないなんてもう二度と嫌でしょう?
それにアフターコロナのタイ旅行は、国を挙げてのおもてなしってことになりそうじゃないですか。
これはきっと、今までになかったほどの素晴らしい体験になるんじゃないの?。
日本人に優しかったタイの人たちが、もっと進化したサービスで迎えてくれるなんて、なんだかとっても楽しみじゃないですか!
それでは今回はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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では、また次回までボンボヤージュ!
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