おいでやっす~熟年旅リスタまこぼんです。
シニアだってますます元気!!
ってことで、今日も始めていきますよ~
タイでは、すでに新型コロナの国内感染者数ゼロの日が2カ月近くになりました。
一方で、日本では、1日の確定感染者数が1,000人に迫る勢いで再増加してます。
タイの最新調査では、95%近くの人々が、外国人の受け入れを歓迎しないという結果が発表されました。
他方、日本では経済振興策としてGoToトラベル政策を始めましたが、アウトブレーク再燃が懸念される東京都発着の旅行は対象外になるなど迷走してます。
タイ政府は、経済復興のためにも当初の方針通り、10月には海外からの観光客を受け入れたいという思惑があるんでしょうが、いかんせん日本などで、新型コロナ感染が再び拡大するなど、思うようにことが進まないといった現実があるようです。
とはいえ、この7月だけでも、タイでは海外からの渡航者受け入れについて、さまざまな動きがありました。
そこで今回は、これまでの最新ニュースを踏まえて、タイへ観光旅行に行けるのはいつか?というテーマを再度大マジメに予想したいと思います。
海外からタイへの再入国が始まった
非常事態宣言が発令されて以降、タイへ入国できる外国人は非常に限定されてきました。
入国禁止令の発令当初から特別に入国が許可された外国人グループは以下のエントリーにまとめてあります。
このグループを便宜上、1stグループと呼ぶことにします。
7月に入ると、外国人の受け入れ拡大について活発な議論がニュースになり、次のまとめにあるような6グループも対象になりました。
このグループが2ndグループ。
1stグループと2ndグループは、原則として、タイ人なら費用は政府負担の隔離検疫(SQ:State Quarantine)に服し、外国人は個人負担の隔離検疫(ASQ:Alternative State Quarantine)を受け、復学目的の学生さんは教育機関が用意する隔離検疫(OQ:Organizational Quarantine)で、いずれも検査入院1日、14日間の隔離期間という実質15泊16日間の行動制限を受けます。
そして、7月22日、新型コロナ緊急事態管理センター(CCSA)のスポークスマン、タウィーシン博士の発表では、新たに、次の外国人グループの受け入れが承認されたとのこと。
これがいわゆる規制緩和の第6フェーズだと言われます。
3rdグループと呼ぶことにしましょう。
第6フェーズでさらに受け入れが拡大されたグループ
今回の発表で、2ndグループのうち、特別な合意事項(special arrangement)に則して入国が許可される人々とは、具体的には企業の代表者、専門家だということが明示されました。
特別な合意事項というのは、隔離検疫(ASQ)に加えて、立ち回り先の報告義務や渡航計画の提出などの行動制限だと思われます。
移民労働者については、ビザとワークパーミットを持つ者とされ、会社負担の隔離検疫(OQ)が課されると。
新規に追加された映画の撮影隊や展示会出展者、エリートビザ取得者といったグループにもASQは必須で、エリートビザ取得者は当初200人の受け入れ制限からスタート。
今回、2ndグループの医療とウェルネス・ツーリストに、歯科治療や顔面治療グループの追加が明示されました。
これを医療とウェルネス・プログラム・プラスと呼称し、2ndグループの医療ツーリストと同様に病院が用意する隔離検疫(OQ)が必須となります。
このように3rdグループもこれまで同様、14日間の隔離検疫を免れないのが現状。
つまり、現時点で検疫措置なしでタイへ入国することはできないってことになります。
私が注目するグループは、展示会出展者ですね。
タウィーシンさんによれば、既に6,000人以上の展示会出展者が、9月から12月の間に開催される展示会へエントリーするための申請を出してるそうです。
このグループもホテルで隔離に服するわけですが、適切な防疫対策をとれば商談会場を用意することもできるなど、規制が緩い部分もありそう。
それに、対象の展示会シーズンが秋口ということで、このグループがタイへ入国するのは、9月以降になる点も興味深いところ。
日本政府も動き出す
日本政府は、6月18日の時点で、ベトナム、タイ、オーストラリア、ニュージーランドなどの国々と往来を再開するための協議に向けて、レジデンス・トラックとビジネス・トラックという2つの枠組みを作りました。
日本の14日間隔離検疫は、タイのようにがっちり制限された措置ではないようで、自宅での自主隔離を含めた緩いもの。
ビジネス・トラックは、ほぼファスト・トラックの言い換えだと思います。
外務大臣の茂木さんが、7月22日の会見で発言した内容によると、タイとベトナム両国と日本は、7月中にレジデンス・トラックを開始することに合意したと。
タイではすでに1stグループで長期ビジネス滞在者の受け入れを始めてるので、これは日本側にタイ人関係者を受け入れる態勢ができたという話ですね。
日本は、国際線の乗り入れを当面、成田、羽田、関空に限定し、9月中にも新たなPCR検査体制を整備するとしてきましたので、その準備が一部整ったということかと。
こうした発言からも分かるのは、これまでの二国間協議で、相互受け入れをどう進めるのかという方針が、実務者レベルで話し合われてきたということ。
そして、タイ側が発表した3rdグループのように、より具体的な対象についての協議も行われてきた形跡がみられます。
徐々に相互の往来を元に戻す計画が、政治レベルでは現実味を帯びてきてるということですね。
ビジネス・トラックについては、引き続き協議中として開始時期の明言を避けましたが、ビジネス目的の短期滞在者の受け入れについては、タイでも7月頭の時点ですでに議題に挙がってました。
日本政府が挙げた条件とタイ政府が課す条件がほぼ同じなので、これから短期滞在者相互受け入れの協議が進んでいくこともまた間違いないでしょう。
タイへ観光旅行に行けるかどうかを予想するには、この短期旅行者の受け入れがいつから始まるのか?ということがポイントになりそうです。
なので私は、日本とタイがビジネス・トラックをいつ開始するかに注目してます。
トラベルバブルの開始時期
観光・スポーツ省(MOTS)大臣のピパットさんは、6月30日時点で、トラベルバブルは3段階で実施される予定だと発言してました。
1stグループから3rdグループまでの受け入れは、トラベルバブルの3つのフェーズで言えば、第1フェーズに当たりそうです。
そして、第2フェーズとして、逗留先の地域を限定した上で、14日間の隔離検疫も免除して、9月頃から外国人観光客の受け入れを開始したいとも。
その翌日、MOTSのピパットさんの発言と同じ内容を、CCSAのタウィーシンさんも追認したことから発言の信憑性が高まってました。
けれど、この発言の直後から、日本では東京だけで日に100人以上の感染者が確認される事態になり、この話も立ち消えかと思ってました。
ところが、東京で200人越えが騒がれた7月13日に、共同通信の単独取材に答える形で、ピパットさんが9月からの観光客受け入れ再開を改めて明言してます。
内容的には、6月30日に発表された談話をよりブラッシュアップした形で、プーケット島、ピピ島、サムイ島、パンガン島、タオ島などの島嶼部へVilla Quarantine(VQ)に限定して、1日3,000人の観光客を受け入れようというもの。
そして最終フェーズで、バンコクやチェンマイ、パタヤなどにも滞在先を拡大すると。
おそらく、この最終フェーズが、当初からタイ政府が目標にしてきた、10月から観光客を受け入れたいという計画案だと考えられます。
どうやらタイ政府は、経済復興を重く見て、旅行者を段階的に受け入れ、日に20~50人程度の感染者が確認されても対処できるという、ウィズ・コロナ戦略へ本格的に舵を切る気かもしれません。
そこで気になるのが、先程注目した3rdグループの展示会出展者です。
このグループも9月からの受け入れ開始でしたね。
トラベルバブル第2フェーズの開始時期の9月と妙に符合します。
だけど展示会出展者は、ASQが必要だという。
そこで推測されるのが、例えばプーケット島で開催される展示会だったら、ASQは必須じゃなくて、隔離検疫なしのVQで済むんじゃないか?ということ。
同じように映画の撮影隊もサムイ島を撮影現場にすれば、VQで済むんじゃないかということです。
そうでないと矛盾しますからね(笑)
こう考えると、3rdグループは、なし崩し的にウィズ・コロナ志向の緩い規制になる可能性もありますよね。
トラブルバブルで観光に行けることになったら、このグループの動向が先行事例としてかなり参考になるかもしれません。
いずれにしろ、トラベルバブルの第2フェーズが本当に9月から始まるかは大注目です。
赤いラインと青いライン
ここで以下のチャートをご覧ください。
このチャートは、これまでにタイの政策が、いつ決定されて、いつまでの期限が切られたのかをまとめたものです。
赤いラインが非常事態宣言期間、黄色がタイ国際航空の国際線運休期間、青が外国人特例滞在許可の自動延長期間になってます。
非常事態宣言は、今回を含めて都合4回延長されていて、それと同期して入国禁止令も延長されてきました。
水際作戦遂行のため、14日間の隔離検疫など厳しい入国制限を実施するために必要な措置だと説明されてます。
まず、赤いラインと青いラインに注目します。
3月26日に最初の非常事態宣言が発令された後、4月30日の期日に合わせる形で、外国人の特例滞在許可が自動延長されました。
次に4月21日には、青いラインの滞在許可の自動延長が7月末までとされました。
3ヶ月間の延長ですね。
その間、赤いラインの非常事態宣言は小刻みに3回も延長されてます。
3回目の期限が7月末でした。
こうみると、これまでは、青ラインを長めに設定しておいて、その期間内で赤ラインを小刻みに延長してきた事実がわかります。
青ラインの期限が、赤ラインの今後を占う鍵を握ってそうですよね。
今回、青ラインは9月26日まで2ヶ月間引かれ、赤ラインは8月31日まで1ヶ月間の延長となりましたが、
この差分をどう見るか?
は、気になるところです。
これまでのタイ政府のパターンを考えれば、状況によっては、青ラインのエンドまで、つまり、9月26日まで5回目の非常事態宣言の延長もありうるということになります。
タイ政府も期間的なバッファを設けて政策を考えてるのかもしれない。
そのバッファの目安が青ラインかと。
もし仮に、赤ラインが9月26日までまた伸びるとなったら、トラベルバブルの第2フェーズ(P2)も9月から10月へ延期されると考えるのが妥当じゃないでしょうか?
非常事態宣言が水際作戦のための措置だとすれば、それが延長されることは、水際作戦も延長されることを意味するからです。
水際作戦が延長されたら、隔離検疫なしの入国の目は消えますよね。
そうなるとトコロテン方式で、私たち観光客が検疫免除や地域限定なしでタイへ入国できるとされるトラベルバブルの第3フェーズ(P3)も、10月から11月へ押し出される格好になるかもしれません。
まこぼんの最新予想!
というわけで、私まこぼんは、次の3つのシナリオがありうるんじゃないかと予想しました。
いやぁー最悪のシナリオだけは、なんとか避けて欲しいですね(汗)
やっぱり、どんなシナリオになるかは非常事態宣言がいつまで続くのかに懸かってるようです。
じゃあ、この先、タイ旅行を予約するタイミングはいつでしょうか?
ここでまた先程のチャートを見てください。
今度は、赤いラインと黄色のラインの関係です。
これまで、タイ国際航空の国際線運休期間は例外なく、非常事態宣言が発令される前に発表されていて、しかも、黄ラインと赤ラインのエンドは、月末に切りを置いてるとはいえ、偶然にしては出来過ぎなほど揃ってます。
政府筋から事前にリークがあると考えるのは穿ち過ぎでしょうか?
4月22日だけは例外的に1週間前の発表でしたが、黄ラインの発表はいずれも赤ラインの発表の2週間近く前に行われるというパターンになってます。
なので、もし8月のお盆週間に、タイ国際航空の国際線運休が発表されなければ、非常事態宣言も8月末で終結する可能性が高い。
その場合、急いで10月のタイ旅行の予約をするのはありかもしれません(笑)
バンコクやパタヤにも観光したいので、あくまで狙いは、行動制限が緩いトラバブP3です。
そして、9月一杯まで運休延長が発表されたとしても、
私は速攻で11月のタイ旅行の予約に走ります(笑)
あとはお盆までにまた状況がどう変わるか?ですかね…
早くタイへ旅行に行きタイ!!
ワクチン開発の話題も盛んになってきましたから、あくまで前向きに希望を持って…
それでは今回はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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では、また次回までボンボヤージュ!
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