おいでやっす~熟年旅リスタまこぼんです。
シニアだってますます元気!!
ってことで、今日も始めていきますよ~
さて、びっくりというかやっぱりというか悲しいニュースがいきなり飛び込んできました。
格安航空会社(Low-Cost Carrier:LCC)のノックスクート(NCT)が、新型コロナ・パンデミックの影響で、経営破綻して事業清算に入るということ。
先月、タイ国際航空(THA)が経営破綻したことは、記憶に新しいかと思います。
タイ国際航空の場合は、破綻したといっても、会社更生手続きに移行して、これからも営業は継続されます。
ナショナルフラッグキャリア(national flag carrier)ですら経営が立ち行かなくなっちゃうんですが、まだ後ろ盾があるだけなんとかなるんですよね
ところが、ノックスクートは事業終了です。
タイ国際航空とは違って、会社が解散してしまうという…
タイへの格安旅行で愛用者も多かったノックスクートですが、これでひとつ旅の翼が消えてしまうことになりました(涙)
タイだけでなく中国、インド、シンガポール、台湾へ格安で渡航するための選択肢もひとつ減りました…
私、ノックスクートのバウチャークーポン持ってるんですが、これどうなっちゃうんだろ?
フライト・キャンセルの返金をバウチャーでしかできないと言ってきた時点で、この会社危ないのかなぁと嫌な予感はしてたんですが…
それにしても、タイへのフライトはこれからどうなってしまうんでしょうか?
そこで今回は、アフターコロナのフライトがどうなるのか?というテーマでまとめていきます。
タイの航空業界は大丈夫なの?
一時は7月から運航再開が期待されていた航空各社のフライトですが、すでに国内線は飛び始めたといっても、国際線がいつ再開されるかの見通しは立ってません。
6月いっぱいで非常事態宣言が解除されるという見込みもあったんですが、国家安全保障会議(NSC)の事務局長さんは、7月いっぱいまで延長するように提言したそうです。
つまり、「水際作戦」は継続になりそう…
タイのLCC6社はこれを見越してか、もうすでに7月末まで国際線を全便運休するという運航計画をタイ民間航空局(CAAT)へ提出済みだそうです。
タイ国際航空なんかは、もっと早い時期に7月末までの運休を決めていたので、タイ政府の方針はもうほぼ延長で決まりかなと思います。
先程は「LCC6社」と書きましたが、ノックスクートが潰れたことで、これが5社になりました。
ここであらためてその5社を確認しておきましょう。
タイ・エアアジア(AIQ)は、日本との間に就航路線を持ってませんが、6月になって県境をまたぐ移動制限が緩和されたことで、国内路線が再開され、なんとか持ち堪えている様子。
タイ・ベトジェットエア(VTJ)も日本路線はなく、国内線とベトナム路線、中国路線を運営してます。
破たんしたノックスクートの親会社、ノックエア(NOK)は、もともと国内線中心の航空会社ですが、広島を含めた3つの国際路線を再開しようとしてたところにコロナ危機に見舞われました。
ここも国内線の再開で一息ついたといったところ。
日本路線を就航しているタイ・ライオンエア(TLM)は、保有機材を半分まで減らし、従業員のリストラを進めて、生き残りに賭けているようです。
なんとか復活してほしいですね。
日本人観光客にはすっかりお馴染みのタイ・エアアジアX(TAX)ですが、ここもノックスクート同様に国際線中心の航空会社。
タイ・エアアジアXは、AIQと同様に世界有数規模のエアアジア(AXM)グループのひとつですが、公営の航空会社が破たんしちゃうこんな状況で、生き残れるかどうか非常に心配になります…
なんとか頑張ってほしいと願うまこぼんです。
以上の5社のうち、日本路線を就航しているLCCは、ノックスクートが脱落したために、エアアジアXとライオンエアの2社となりました。
ちなみにこの他にも、タイ・スマイル(THD)やオリエント・タイ航空(OEA)といった会社もありますが、日本人にはほとんど馴染みがないの名前を挙げるだけで。
さて、先ほどの2社に、タイ国際航空、日本航空(JAL)、全日空(ANA)といったフルサービスキャリアを合わせた5社が、タイへ飛ぶ翼として残りました。
もちろん、各社乗り継ぎによるフライトも選択肢としてはありますが、移動に倍以上の飛行時間がかかるとなると、残りの人生を考えてる身としては、時間がもったいない気がしてしまう…
話を日本に向けると、なんとJALとANAの合弁シナリオまで噂されいます(!)
JALは、リーマンショックの影響で経営破たんを経験しているだけに、今回の新型コロナ危機というイベントリスクに耐えられるか?と心配されてます。
さらに、会社更生法により再生したJALより、古い経営体質のANAのほうが危ないんじゃね?という話すらあります。
この日本のフラッグキャリアが合併されちゃったら、ますます選択肢が狭まりますよー(汗)
これに加えて、エアアジアの経営陣からは、タイのLCCが多すぎるから3社で十分だ、なんて声すら聞こえます。
もしかしてアジアXとライオンが合併とかしないよね?
もしそんなことになったら、LCCは1択になって、最悪で日本のフラッグキャリアは”JANAL”とかになっちゃって、タイ航空との3択ってことに???
それはつらいなー(涙)
エアライン危機でタイ旅はどうなる?
航空券の値段が上がるかも?
航空会社の選択肢が少なくなるということは、裏を返せば航空各社の競争が緩くなる可能性があるということ。
そうなったら、チケットの値段は上がっていきますよね。
LCCの頑張りで、海外旅行も数十年前に比べればすごく身近になってきたのに、また昔に逆戻りしてしまうってこと?
せっかく費用負担面で距離感が縮まってたのに、これでまた南の国々が遠い国になっちゃうのはつらい…
さらに見ていくと、タイ民間航空局は航空各社に対して、
といったコロナ防疫措置を採るように求めてます。
こうなると、売れる席の数が、これまでの60%まで減るので、当然その売上の減少分はチケット代に跳ね返ってくるわけで…
ちなみに、高性能空気フィルターを装填した飛行機の換気性能からすると、2時間未満のフライトであれば問題ないということで、国内線については、空席で距離を確保する対策をしなくてもよいとなったそうです。
でも、国際線はほとんどが2時間以上のフライトになるんで、この基準で考えるとしばらくは歯抜けのシート販売が続くことでしょう。
搭乗者の座席を減らす対策以外にも、航空会社にはいろんな衛生ガイドラインの順守が求められていて、こうした対策コストの増加によっても、チケットの値段が上昇するかもしれません。
近頃は、オンライン・トラベル・エージェント(OTA)の発達で、インターネットを駆使して旅費はできるだけ抑えたいけど、現地で快適に過ごすためになら出費を惜しまない、フラッシュパッカーという旅行スタイルが特に増えてるんです。
フライト・チケットが値上りしたら、こんな「上客」が減るかもなぁ…
これってインバウンドの経済効果を押し下げることになるんじゃね?
それにこれからは、航空券にしても宿泊予約にしても、キャンセルができるパッケージ・ツアーのような商品が好まれるようになると予想されてます。
格安チケットや一部のOTA経由の宿泊予約は、これまでもキャンセル不可の商品が多かったと思います。
予約客がキャンセルするリスクを無くして、プライスを低く抑えてきたんですね。
だけど、新型コロナの第2波がいつ発生するか不透明な状況だけに、今はキャンセルできない商品を買うと損するリスクが高まってます。
ですので、キャンセル不可の旅行商品は淘汰されるかもしれません。
それと引き換えにチケット代は高くなるかもしれないということに。
航空チケットが値上がりしそうな要因を挙げればまだありそうだけど…(涙)
ただ、タイ民間航空局によると、飛行機の駐機料や離着陸料金をさらに減免するといった観光振興策が決まってるそうで、チケット代の高騰を抑えて、コロナ前の水準にインバウンド収入を戻していきたいという思惑があることは感じられます。
それに、これからはMICEをターゲットにした団体ツアー客の誘致にさらに力を入れるともいわれてます。
数がまとまれば、航空会社もそれだけ売上の見通しが立ちやすいので、チケット代を値引きするインセンティブが働きますよね。
航空券の価格を安くするためのこうした政策や企業努力は、今後もいろいろ考え出されていくんだろうかと。
値上がりが避けられない状況がある一方で、それを食い止めようという努力もあって…
この綱引きの軍配はどちらに上がるんでしょう?
はてさてこれからのチケット代、どうなることやら?
一部の外国人の入国は7月から始まる方針
タイでは、コロナ収束に成功するにつれ、海外からの旅行者をどのタイミングでどんなふうに受け入れるか?という議論が盛んになってきました。
もっとも、つい最近、国家安全保障会議の事務局長さんが、トラベルバブルを検討するのにも、あと1~2カ月の期間が必要と発言してます。
もう6月も終わりですから、今から1~2カ月の検討期間が必要となると、トラベルバブルが始まるのは、最短で8月か9月ということになりますよね。
タイの基準では、一日の新規感染者が100人以下ならトラベルバブルの対象国として協議するとしてるそう。
つい最近、日本は100人を少し上回ったから、この協議もこれからどうなるんでしょう?
タイのトラベルバブル対象国から日本が外れたりして…
今時点では、日本もまだタイの感染症危険情報をレベル3(渡航中止勧告)から変えてないですから、日本もタイもお互いにこれから様子を見ながら協議しようということかもしれません。
そうした議論がある一方で、さまざまな制限を課したうえで、特定のグループについては、7月から受け入れを始めようという方向がみえてきました。
日本に帰国してて、タイに仕事を残してきてる駐在員さんなんかは、どんな制限が課されるのか?詳しく知っておきたいところですよね?
これから観光客の受け入れが始まっても、一部の制限は残るかもしれないので、私たちタイ好き観光客にとってもこれは気になるところ。
出国前のニューノーマル
タイ民間航空局が非常事態宣言の直後に発表したガイドラインによると、空港で搭乗手続きをする際には、
などの提示がないとチェックインすらできないらしい…
さらに、無事に入国できたとしても、自己負担で14日間の隔離が義務付けられるという手の込みよう…
現時点で実際にタイへ入国できるのは、こんな手続きに企業のバックアップが受けられるような方々に限られますよね。
さて、観光客の受け入れが始まったときには、どんなルールが残ると思いますか?
まず、14日間の隔離は現実的ではないとして…
VISA不要の観光旅行に入国許可証が必要ってのもおかしな話なんでこれもなし。
観光旅行だから会社の召喚状も関係ないですよね。
私がロックダウン直前にタイへ入国する時にもすでに、T.8が必要だとか、FtFが必要とか噂になってました。
やっぱりPCR検査はハードルが高いだけに、FtFはなしなんじゃないかと。
T.8は、観光客の所在を把握するという目的もあるんで、これは残るかもなぁ…
それから、海外旅行保険の加入は、しばらく必須になるかも。
でも、これは今でも保険加入して旅行する人が多いんで、そんなに問題にはならないでしょうね。
出入国カードさえ提出すれば、気軽に入国できたこれまでとは少し感じが変わりそうな気配ではあります。
入国時のニューノーマル
タイ空港公社(AOT)が公表した、空港利用のニューノーマルによると、
というようなルールを守るよう求めらるとのこと。
マスクの着用、検温、アルコール消毒は、ロックダウン前からルールになってたんで、これはあとあとまで残るニューノーマルになるんでしょう。
だけど、観光客の受け入れができるくらいになったら、ソーシャルディスタンスやタイチャナなんかは、かなり緩くなっちゃうんじゃないかな?
今でもそうしたルールはあるけど、もういい加減になってるらしいので(笑)
というわけで、タイへのフライトについて、今のところ話題になっていることをまとめてみました。
これからもまだまだいろいろと動きはあると思いますが。
引き続き、私まこぼん、注目していきますよ!
それでは今回はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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では、また次回までボンボヤージュ!
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