おいでや~す、熟年旅リスタまこぼんです。
愛❤自由!愛❤タイランド!!
ってことで、今日も始めていきますよ~
闇営業のバービアに突撃して一風変わった体験をしたまこぼん。
プーケット最終日は、2つのビーチを股にかけます。
ホテル猫
3月20日、ブランチを食べようと部屋を出たところで、ホテルに居付いてる猫ちゃんが一心不乱に草を食んでました。
背中を撫でてやっても振り向きもしません。
よっぽど人慣れしてるんですね。
昨夜、リタちゃんが帰った後に、まったりスマホを弄ってたら、またも不安なニュースが眼に止まりました。
どうやら、明日21日から外国人がタイ行きの飛行機に乗るには、搭乗前72時間以内に検査を受けて、陰性証明書を必ず提出しなければならないと。
この時点ではまだ、入国禁止令は出されてなかったけど、タイ当局のこの通達は、事実上の渡航禁止措置です。
外国人はこれでタイへ入国できなくなったな…
俺、明日、国内線には乗れるんだろうな?
私を含め、タイにいる旅行者がレアな存在になってしまいました。
こうなると、プーケット(Phuket)からパタヤ(Pattaya)へ飛ぶ国内線に、日本人の私が乗れるのかすら心配になってきます。
それに予約してる帰国便が飛ぶのか?またもや怪しくなる。
すでに3度も欠航という憂き目に遭ってるんですよ(汗)
事実上、日本人がタイへ来れないとなると、まず往路が欠航になるでしょう。
そして、タイへ来る飛行機が飛ばなければ、折り返しの機体も少なくなるのが道理。
出たとこ勝負でいくしかないか…
この時はまだ世界中がどうなるか、あくまで見通しが甘かった私。
こんなことしてタイの経済どうなっちゃうの?などと、ぶつぶつ文句を言うだけの普通の旅行者でした。
まぁ、下手な考え休むに似たり。
マイペンライでいきましょう。
今日も暑くなるなこりゃ…
にゃあ
そんな私の事情を知ってか知らずか、猫ちゃんがひと声、言葉を返してくれたようでした。
バイレイ・チキン・アンド・ライス
向かったのは、カオマンガイ(ข้าวมันไก่)が絶品と評判のバイレイ・チキン・アンド・ライス(Briley Chicken and Rice)。
だんだん陽も高くなってきて、歩いてるだけで日焼けします。
ホテルから15分ほど歩いた頃には、もう鼻の頭がひりひりしてきました。
敷居を入ると奥に広い店内。
私の他には、ブコウスキー(Henry Charles Bukowski)を彷彿させる小説家然とした老ファランとがっつりタトゥーのタイガールのカップル、黒縁メガネをかけた華人風の若者、奥におばちゃん二人組といった客入り。
まだ11時前です。
適当に席に着くと、シンハーとカオマンガイ大盛りを注文。
ビールをぐいっと一口、そのグラスを置くか置かないかで、素早く料理が出されました。
まずは、セットの鶏ガラスープを一口。
これがバリ美味い(笑)
質のいいガラで出汁をとってるのがわかります。
続いてチキンの上から特製の小皿ソースをぶっかけて食す。
プリッとしてホロっとくるジューシーなぶつ切り軍鶏肉がタレと絡んで絶妙なハーモニー。
鶏の旨味がよく染みたタイ米がふっくりした食感をプラス。
程好い辛味と酸味に、鶏肉からにじみ出る甘味も混ざってこれも美味。
これでこの値段はコスパ最高ですね。
あの味を思い返すだに早くまたタイへ行きたい気持ちが高まります!
箸休めのきゅうりをぽりっと口に入れてから、あとはがつがつ食べ切りました。
ラワイ・ビーチ
ゆうても、パトン(Patong)は南国のビーチ・リゾート。
ビーサンに上半身裸で街中を歩いてもなんの違和感もありません。
そんなだから当然のようにマスクもしません(笑)
バンコクとは人々の空気が全く違いました。
ホテルを出る時に、すでにサンオイルを塗ってきたので日焼け対策も万全でしたが、
昨日と同じバス停まで歩いただけで肌がじりじり焼けてきます。
トゥクトゥクのおっちゃんが、鼻に突っ込んだヤードム(ยาดม:yaa dom)を下唇で器用に支えて暇そうにしてる。
その横を素通りして、だいぶ遅れてきたバスに乗り込みました。
GoogleMap先生が教えてくれた時刻表は少々当てにならなかったようですがね…
ラワイ(Rawai)までバスが開通したのは、2018年とまだ最近だそうです。
パトンからラビットカードで฿100。
カタ・ビーチ(Kata Beach)でファランさん2人組が降りたら車内は私ひとりだけ。
バスは、棕櫚の木と椰子の木に囲まれた山道を登っていきます。
坂はそこそこ急でエンジンもしんどそう(笑)
登り切って見晴らしの良いカタビューポイントを通過するとあとは下り坂。
途中、象さんたちがご挨拶してくれました。
私と二人きりになってから、運ちゃんはバスを走らせながらも、大きな声でずっと誰かと電話してます。
日本だったらありえないですよね(汗)
まぁ、私もVlogを撮りながらひとりでぶつぶつ喋ってたんで、人のことはいえなかったんですが(笑)
そうそう、ひとり旅でVlog撮るのはお薦めですよ。
知り合いと会話してる気分になれるんで、不思議と寂しさが霧散しますから。
ラワイ・ビーチが近くなると、海沿いにオープン・テーブルがずらっと並んでるのが見えてきます。
ビーチ・クラブやレストラン、カフェなんかが、お店とは道路ひとつ挟んだ海側に席を出してるんですね。
海には、数多くのロングテール・ボート(เรือหางยาว:ルアハーンヤーオ)が停泊して、原色の布を舳先に巻いて美しさを競ってます。
カラフルな海をのんびり眺めながら飲み食いできるって最高の贅沢でしょう。
そうこうしてるうちに、ビーチから少し奥まったところにあるラワイ・バスターミナルに着きました。
ラワイはプーケット島の最南端、漁師街って感じのローカル感溢れるディープゾーンでした。
海水浴を楽しむというより、ラワイ・ランディング・ピアから発着する豪華ヨットやスピード・ボートで、ボン島(Koh Bon)やコーラル島(Koh he)へアイランド・ホッピングするための宿泊拠点といった感じです。
コーラル島のバナナ・ビーチ(Banana Beach)へ行きたいと思って、船に乗れないか探してみたけど、それっぽい受付カウンターが見当たらない。
観光客相手の小さな商店街を見回ってみても、ツアー・エージェントはありませんでした。
来たら来たでなんとかなるかな?と思ってたけど、やっぱり前もって現地ツアーを申し込んどけば良かった。
ロングテール・ボートの船頭さんに知り合いでもいたら、船を渡してくれたんでしょうが、下調べが足りませんでした。
諦めて、遠くまで続く桟橋を沖のほうへ歩いてみることにします。
ラワイ・ビーチは超遠浅で、桟橋を500m以上行っても海底まですぐそこ。
海の透明度もぐいっと高い。
一面のマリンブルーに視覚が狂って、浮かぶ島影との距離感があやふやになってきます。
青一色の絶景が網膜に収まり切れません。
澄み渡る空が眼に入る限り、そのまま紺碧の海に溶け込んでいくようでした。
小一時間ほどラワイを散策して、海に浸かりたくなった私は、カロン・ビーチ(Karon Beach)に行こうと決めて、ターミナルに戻りました。
15時発のバスにはまだ間があったので、近くのセブンで涼むことにします。
店に入ると黒糖色に日焼けした子供たちが、甘いお菓子を選んでちょこまかしてました。
タイの出生率も日本とそう違いはないそうですが、平均年齢は日本より10歳近く若い国です。
田舎町でも小さな子供たちが元気なら、若いカップルが暮らしてるんでしょう。
真っ黒に日焼けした笑顔からこの街の息吹を感じた私は、なぜだか気分が軽くなって店を出ました。
カロン・ビーチ
カロン・ビーチに着いたのは、陽も傾き始めた15時半頃でした。
だけど日差しはまだ強い。
ビーチにはファランさんたちが寛いでます。
プーケットに来てますます感じたのは、どうも白人系の観光客は、ほとんどがロシア人か東欧系の方々だということ。
中国人や日本人はもちろん見かけませんが、アメリカ人や西欧系の観光客もいないようです。
ちょうどこの頃は、東アジアから欧米に感染が広がっていった時期だったんで、あっちではもう渡航制限が始まってたんでしょうね。
加えて、明日からは事実上のタイ入国制限。
プーケットのビーチは、いまやここにいる私たちの独り占め状態でした。
カロン・ビーチは全長3.3kmもある超ロング・ビーチ。
ビーチロード沿いに異国情緒溢れるビーチサイド・ホテルが立ち並ぶ一大リゾート・ゾーンです。
夜遊び中心に楽しみたいならパトン泊が便利でしょうが、海でのんびりしたいならカロン泊がおすすめ。
パタヤ(Pattaya)でいえば、欧米人がパタヤ・ビーチより比較的静かなジョムティエン・ビーチ(Jomtien Beach)界隈を好むのと同じ感じですね。
こうなることがわかってたら、カロンにホテル取ったんだけどなぁ…
まぁ、あとの祭りってやつですね(汗)
ベンチから波打ち際まではカタ・ビーチより近い。
この日はいい感じに風があって、波のうねりは岸辺近くで大きくブレイクしてました。
海に入りたくてうずうずしてたので、すぐさま身体を波に預けます。
快適な水温が爽快。
海底は見えませんが透明度は高く、5mくらい泳ぐともう肩までの水深。
分厚いエメラルド・グリーンの水壁にずっしりと囲まれます。
沖に踏み出しても、オンショアの風に乗った足の速い波に押し返されて、つま先は一瞬海中の拠り所を失ってしまう。
ぷかりと浮かんで波のバイブスに心の波長を合わせてみると、
波打ち際で反復されるさざ波の音と、頭に直接響いてくる泡の音が共鳴して音楽を奏でます。
そんな海の心拍がこの上なく心地良い。
暮れゆくビーチは、どこまでも私の魂を引き伸ばし続けました。
パトンビーチの夜
カロン・ビーチからホテルに戻った時には、もうすっかり陽も沈んで暗くなってました。
帰り際のビーチで見かけた70歳くらいの老夫婦は、二人ともタトゥーがびっしり入った全身を赤黒く日焼けさせてカロンの主みたいだった。
そんなことを思い返すと微笑が漏れます。
俺もあんなふうに歳をとりたいな
広い世界では、日本人の常識では測れないライフ・スタイルがあるものです。
どちらかといえば、本邦ではアウトサイダーになってしまいがちな自分の感性からすれば、彼らのような生き方のほうが、これからの人生にフィットしそうに思えました。
今宵はプーケット・オールドタウンまで足を延ばしてみようと考えてましたが、ソンテウ(สองแถว:songthaew)の時間にはもう間に合いません。
セントラル・パトンから発着する無料シャトルバスも利用者が少なくて早々に終了したようでした。
旧市街のエキゾチックな街並みを回って、晩飯にしようという計画はおじゃん(笑)
ならばと、昨日行ったサバイ・サバイ・レストラン(Sabai-Sabai Restaurant)でパット・ガパオ・ムーサップ(ผัดกระเพราหมูสับ:Pat Gra Prao Moo Sap)をアテに一杯やった後、ビーチロードを散歩がてらぶらぶらします。
ほどなくして、明るいショーケースから色とりどりのアイスクリームが強烈にアピールしてくるサメロス・アーティザナル・ジェラート(Samero’s Artisanal Gelato)の前を通りかかります。
ミックス・フルーツ美味そう!
これはもう頂くしかないでしょう(笑)
しかも、注文を聞いてくれた店員さんがめちゃナーラック(น่ารัก:naa rak)❤
明るい店内にますます映える褐色の肌。
ディッシャーを撫でつけるように、カップをもりもりにしてすくってくれます。
そして、にっこり笑顔でワイ(ไหว้:wai)。
サービス満点でした。
かわいいねと告げながらワイの返礼をすると、おつりをチップ箱に入れてビーチへ向かいます。
冷たくて甘いジェラートをぺろぺろ舐めながらパトン・ビーチ・サインまで来ると、若い人たちが音楽を流してビーチ・パーティーをしてました。
夜のエンタメ施設が全て閉まっても、彼らは楽しみ方を知ってます。
今日もビーチ三昧できたな
夜遊びは残念なことになりましたが、プーケットの海を存分に楽しむことはできました。
さて、明日からパタヤです。
残りの旅を満喫しましょう。
ジェラートを食べ終えた私は、彼らのパーティーに混ざろうと、
アルコールを調達するために、コンビニへと走りました。
(続く)
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