おいでや~す、熟年旅リスタまこぼんです。
愛❤自由!愛❤タイランド!!
ってことで、今日も始めていきますよ~
最高のカタ・ビーチを満喫したまこぼん。
プーケット2夜目はまたとない経験をすることになります。
ホテルのプールにて
カタ・ビーチ(Kata Beach)から帰りのバスは、海沿いのコースでバングラ交番(Bangla police box)前に停まったので、ホテルとは目と鼻の先でした。
部屋に入る前に、ざっと塩と砂を流そうと、ホテルのプールに立ち寄ります。
プールの東屋にはシャワーもあって、まずはさっと全身を流し、
そして、ちゃぽんと冷たい水に浸かりました。
それにしても、他に泊まってる人を見かけないな…
昨日から、私の他に宿泊客を見たのは、このプール・ベンチで寛でたおじさん1人だけ…
ハイシーズンなのに閑古鳥が鳴いてるようです。
静かに過ごせて悪くはないんですが、多少の人気も欲しいもの。
おじさんよりビキニのお嬢さんを眺めたいものです(笑)
誰もいないプール・サイドのベンチに腰を落とすと、観光地価格のビア・シンをぐいっと注ぎ込みました。
バンザーン生鮮市場ナイトマーケット
部屋でシャワーを浴び直し、バルコニーでタバコを一服。
今夜は、バンザーン生鮮市場(Banzaan Market)のナイトマーケットで屋台めしを食べてから、バービア街がどうなってるのか?探索することにしました。
ひとり旅の夜は、少しでも賑わってる所に行きたいと思うもの。
昨夜に引き続きの屋台めしですが、今度はストリートの屋台村なので楽しみ。
ジャンセイロン(Jungceylon)の裏手だから、15分以上は歩くことになりそう。
マイペンライでいきましょう。
バンザーン生鮮市場は、その名の通り、さまざまな果物や野菜、海鮮類などを扱う小売業者が集積したマーケットです。
この大きな市場の施設内を見回るだけでもなかなか楽しい。
早い時間なら飲食店さんが仕入れに詰めかけて、活気に溢れてることでしょう。
そして、この市場の建物の周りに、夜になると屋台村が立つ。
市場に近い利点を活かしたフード屋台も数多く並びました。
露店の焼き場から漂う美味そうな煙りが私の鼻先を引っ張ります。
空腹には堪らない匂いの絨毯爆撃…
早速、ふらふらと迷い込んでみました。
路上に並ぶ屋台村側に出ると結構な人出で、夜市はめちゃめちゃ混雑してます。
バングラ通りが閑散としてる今、みなさんここに集まるしかないのかも(笑)
そして、ここではもう誰ひとりとしてマスクをしてません。
もっとも、私もプーケットに着いてこのかた、マスクするの止めたんですがね…
だって、誰もしてないし(笑)
ファランさんたちは、お構いなしで、道端の段差やコンクリート・ベンチに直座りして、夜店のプラトレーやフードパックを片手に屋台めしを食べてます。
道ひとつを潰して、100軒近くの露店が集まってるでしょうか。
中には人だかりのできるお店もあってなかなかの盛況です。
子供の頃から、お祭りの縁日が大好きな私は、うきうきしながら人混みを縫って、屋台を覗いて回ります。
小ぶりなお寿司を好きなだけピックアップできるビュッフェ・スタイルの屋台もちょくちょく見かけますよね。
タイの人たちは生サーモンが大好きですな。
日本の夜鳴きそばの屋台といった風情のクイッティアオ(ก๋วยเตี๋ยว)屋さんもありました。
中華麺・バミー(บะหมี่)一択なんですかね?(笑)
タイ式つみれ・ルークチン(ลูกชิ้น)、タイ版チャーシュー・ムーデーン(หมูแดง)がトッピングされて美味しそう。
日本人の私には、どんな食べ物なのか謎めいた屋台めしを売ってるお店も多い。
これは、タイ北部のソウルフード、タイ風チリソース・ナムプリック(น้ำพริก)なのか?
ちょっと訳わかんない料理についつい手を出したくなる性格は困ったもの(笑)
タイ人大好き、カオニャオ・マムアン(ข้าวเหนียวมะม่วง)ですね。
餅米をココナッツ・ミルクで炊いてあるので、マンゴーとの相性も抜群というわけで。
日本にだって苺大福があるくらいだし、フルーツと餅は合うんですよ。
これ好きです。カノム・ピアックプーン(ขนมเปียกปูน)。
タイ伝統のお菓子(カノム)で、菱餅に形が似てます。
和菓子でいえば、ういろうに近い食感。
削ったココナッツをふりかけてバナナの葉に包んであるところがトロピカルですけどね(笑)
甘さ控えめで食後のデザートに食べても、するっといけますよ。
眼鏡の女の子が手際良く仕切る焼きそば?屋台。
ファランさんたちに大人気だったので、釣られてイカ焼きそばを食することに。
食材の組み合わせは、店頭にサンプルが並んでて、好きな麺の種類やさまざまな具材を選べます。
カスタマイズも可能だったのかな?
選んだサンプルと同じ組み合わせを女の子が手掴みで寄せ集めて、焼き場担当が調理するって寸法。
中太バミーのイカ焼きそばは、ナンプラー(น้ำปลา)やソースプルンロット(ซอสปรุงรส:タイのシーズニング・ソース)をぶっかけて炒めただけのシンプルな味です。
年がら年中お祭りしてるみたいなもんだよな
アツアツを頬張りながら、同時に熱帯夜のストリートの人熱れを味わいました。
バービア探索
パトン・ビア・コンプレックス
さて、戦の準備も整いました。
バングラ通りからはだいぶ離れたところにあるバービア街、パトン・ビア・コンプレックス(Patong Beer Complex)ならどうだろうか?
当局の目を盗んで営業してるお店もあるんでは?なんて思ったんですね(笑)
市場からは15分ほどの道のりをわざわざ歩いていきます。
まぁ、暇だけはたくさんありましたから(笑)
オトップ・マーケット・パトン(OTOP market patong)まで来たら、さらにその奥へ入っていくとパトン・ビア・コンプレックスです。
ひとつひとつが茅葺き屋根風の円形のバービアは、どこもが暗く灯りを落として完全休業状態…
ここまで折角歩いてきたけど、結果は骨折り損のくたびれ儲けでした。
中には人気のあったお店もあったけど、なにせ真っ暗なんで営業してるのか後片づけに来てるのか判別つかず。
とても遊べる雰囲気じゃない。
オトップ・マーケットの人出も少ないうえに、ビア・コンプレックスもクローズとあっては、ここら周辺は廃れた遊園地のように寂しい限りでした。
バングラ通り再び
仕方なく、セカンド・ビーチロードをえっちらおっちらバングラ通りへ戻ります。
途中、数軒のエロ・マッサージ屋さんが隠れて営業してるようで、呼び込みのお嬢さんに腕を掴まれたりしましたが、気分が乗らない私はそれをかわして歩き続けました。
行ったり来たりで半時以上は歩いたでしょうか。
そろそろひと休みしたいところです。
バングラ・ウォーキング・ストリートまで来ると、通りは今夜も暗く閉ざされたまま。
バービアのひとつでも開いててくれれば、楽しいお酒を飲めるんでしょうが、もはやそれは望むべくもなし。
幾人か歩行者がいても、あてどなくどこかへ通り過ぎていくだけです。
けれど、昨夜のように軍人さんが巡回してる姿は見かけませんでした。
フリーランサーのお嬢さんたちもちらほら。
シャットダウン初日よりかはいくぶん空気も緩んだ気がします。
まだ21時過ぎの宵の口。
ホテル周辺まで戻った私は、ともかく1杯飲んで一息入れようと、サヴォイ・レストランのバーカウンターに腰を落ち着けました。
バーカウンターにて
ジャック・ソーダを頼んで飲み始めます。
やっぱり全滅だな…
遠出した成果空しく、タイの夜の街規制はパーフェクトに効力を発揮してるようでした。
ただ、蛇の道は蛇、市場へ向かう途中で覗いたサンサバイ・ソイ2(Sansabai Soi2)のバービア街に、1軒だけ闇で営業してる体裁の店が見えたのが気になってます。
あとでもう1回覗いてみるか…
カウンターの長椅子でグラスを傾けながら、漫然と想いを巡らせました。
それにしても、自分の隣に置かれたこの木製の肘掛のような置物はなんだろう?
よく見ると注意書きが貼ってある。
客と客とが1m以上のソーシャル・ディスタンスを保てるように、席の間にこれを挟んで置くんだと…
どうやら、飲食店もぽつぽつ自主的に規制を始めたようでした。
けれど、その長椅子に座ってる客なんて、私しかいなかったんですけどね(笑)
のちのちになって、お店が当局にいろんな規制を負わされるようになるとは、この時はまだ誰も知らなかったんですが…
サンサバイ・ソイ2エリアの闇営業バー
歩き回ったおかげで汗だくだったので、一度ホテルに戻ってシャワーを浴びました。
Tシャツを着替えてさっぱりしてからの小休止。
一息入れたらあの暗闇バーをもう一度見に行こうって気になってました。
疲れはあったけど、歩くのを苦にせず、むしろ楽しめるほうなのでまだまだイケます。
でも、フロントのスタッフさんには、出たり入ったり忙しない客だと思われてたでしょうね(笑)
マイペンライでいきましょう。
23時近く、サンサバイ通りのひとつめの十字路を右に折れると、普段ならその先はいくつかの小さなバービアが立ち並ぶエリアのはずなんですが、いかんせんこの夜は灯りがまったく見えません。
普通なら怖がって入り込まない暗がりです。
まぁ、それでも突撃していくわけなんですが(笑)
やがて、小さな裸電球ひとつ灯して、数人の人影がうごめくその店が見えてきました。
近づくと、おばちゃん2人と老ファラン1人、それにお嬢さん1人が酒盛りをしてます。
あくまで営業してない体ですね(笑)
ちょっと飲んでいい?
誰にとはなく声をかけてみます。
するとおばちゃんの片方が少し怪訝そうに返事しました。
いいよ。ところであなたどこから来た?
日本からだよ
うえぇー!?日本人?コロナ怖い怖いw
そう言って大袈裟に逃げ出すふりをします。
どうやらこのお店のママさんのようですね。
この頃は、パタヤかどっかで日本人の感染者が確認されてニュースになってました。
中国人や韓国人も警戒されてたけど、日本人のほうが怖がられてた時期があったんです。
寿司を食べるとコロナに感染するとか(笑)
俺は今世界で一番安全だと思うよw
まぁ、入りなよ。なに飲む?
お互いに本気半分、冗談半分ですね。
ビールを頼むとプラカップに注がれたシンハーが出されました。
受け取って振り向くと、さっきのお嬢さんが自分の傍に私を誘います。
リタちゃん
その娘は、市場に向かう時に見かけた一人とは違うお嬢さんでした。
名前はリタちゃん。
あー!ちなみに私のブログではお嬢さんの名前は全て仮名です。
その時に聞いた名前を1文字変えたりしてもじってはありますが(笑)
小柄でシャープな体躯に黒い髪、黒い瞳、いかにもタイガールといったエキゾチックなモンキーちゃん。
褐色の肌は暗がりでは余計に黒く光ります。
ちょっと見30手前にも見えますが子供が2人いる年齢だそう。
片言の英語がなんとか通じました。
これで฿100は高くねw?
プラカップを指差します。
飲めるだけマシよw
その通りかもね(笑)
私も暗がりに溶け込んでその場に馴染み始めました。
そんな時です。
お客さん、飲むの止めてそれちょっとこっちに貸して
おばちゃんママさんが私からカップを取り上げました。
しばらく静かにしてて
何事かと思ってると、バイクに乗ったポリスがゆっくり店の前を通り過ぎて行きます。
しばらくみんな無言…
バレると罰金よ
ポリスが見えなくなった頃合いを見計らってママさん。
あくまで井戸端会議をしてるって体にして、もし注意されても言い訳できるようにしときたかったんでしょう(笑)
でも、ポリスも怪しいのは見抜いてたんだと思いますけどね(汗)
まぁ、現行犯で摘発されたら、外国人の私なんかはそれなりの咎を受けるリスクがあったんだから、今更ながらぞっとしますが…
こっちで飲もう
リタちゃんに連れられて、隣のタトゥー・サロンに河岸を変えることになりました。
こっちは照明も煌々と点いて、ガラスのショーウィンドウから見通せる小ぶりな店内。
小さなソファーもあります。
サロンで飲んでるのに文句は言わせないってことなんでしょう(笑)
私もまさか普通の店先でお嬢さんと酒を飲むことになるとは思ってもみませんでしたけど。
不思議な光景です。
ここでネイルサロンをやってるのよ
リタちゃんの昼職はネイリストだそう。
遅れてママさんがビールを持って来ました。
パトンで商売始めてこんなの初めてよ
最初は「フステム、フステム」ってなんだか聞き取れなかったけど、どうやらFirst Timeと言ってるようです。
タイ訛りの英語は難しい(笑)
コロナよりお金ないほうが怖い
リタちゃんに限らず、水商売の方々の大半にとっては、これが率直な気持ちなんでしょう。
ちょっと居た堪れなくなって、
一緒に俺のホテルに来る?
彼女に水を向けます。
OKよ
やっぱり夜の経済貢献、ここは必要でしょう(笑)
ママさんにペイバー代を聞いて渡すも、おつりがなくて彼女は崩しにバーへ戻りました。
その隙にリタちゃんとチップの交渉。
ママさんに聞かれたくないふうでしたねw
いくらがいい?と聞くと、最初はお決まりの返事、Up to you(笑)
わからないから教えてよとこっちもかまととぶると、ショートで฿3,000だという。
いくらプーケットの観光地値段だとしてもこれは高い(笑)
฿2,000でどうだ?と聞くと、なかなか返事しないで長いこと悩んでる。
見かねて฿2,500を提示したら即決でした(笑)
あんまり相手の足元見るのも気が進まなかったんですよね…
そうと決まれば、長居は無用。
ママさんからおつりの฿500を受け取ると、リタちゃんと一緒に店を出て、
独りで来た道を二人でホテルまで戻ります。
今夜は一時、なんとか孤独から解放されそう。
お嬢さんと手を繋いで歩いていけば、暗く寂しげなウォーキング・ストリートも、心なしか色づいて見えてきました。
(続く)
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