おいでやっす~熟年旅リスタまこぼんです。
シニアだってますます元気!!
ってことで、今日も始めていきますよ~
前回、心配事も杞憂に終わり、タイへ到着したまこぼん。
ロックダウン直前のタイ旅いよいよスタートです…
ホテルへ
3月15日、タイ旅行を強行した私は、飛べるのか飛べないのか?入れるのか入れないのか?いろいろ気を揉んだ末に、
思いのほかあっさりと、ドンムアン空港(Don Mueang International Airport)に降り立ったのでした。
もともと、心配性のくせに、虎穴に入らずんば虎児を得ずっていう投げやりなところもあって、こんな微妙な時期にタイへ来ちゃう性格もあれなんですが(笑)
ターミナル1の到着フロアーを出てから、まずは多少両替しとかないとな、と考える。
ちょうどその頃は、比較的為替レートもマシで、1万円を替えると3,000฿ほどになりました。
ただ、空港で両替するとちょっとレートが悪いから、今日の夜の軍資金は街中の率のいい両替商で替えようと決めてたんで、
ここでは財布にあった千円札の在庫一掃、6,000円ほどを替えて、฿1,600ほどを手にしたのでした。
これが後々尾を引くことになるんですがね(笑)
3月といえば日本ではまだ肌寒くて、ジャケットを着込む時期。
さすがに、成田まで着てたブロックテックのパーカーは、軽くて涼しいラッシュガードに着替えといたけど、
ターミナルから外へ出ると、それでも汗ばむ南国の熱気がお出迎えです。
やっぱ暑いや
バンコクの暑さだけでテンションが上がる単純な私。
羽織りものを脱いでTシャツ一枚になると、早速喫煙エリアに向かいます。
喫煙者あるあるですよね(笑)
腹減ったけど、ここで食うか?それとも街中に着いたらにするか?
悩みながら時計を見ると、もう15時になろうという時間。
よし、もうこんな時間だし、ホテルに着くまであと少し我慢して、晩飯を兼ねた食事にしよう
そう決めて、タバコを吸い終えると、モーチット(Mo Chit)行きのバスに乗り込むためにバス停へ歩き出します。
イヤフォンから流れる今回の旅のテーマ曲は、髭男の「プリテンダー」♪
(アルバム「Traveler」収録)
いやが上にも気分が高まってきました。
モーチットでBTS(Bangkok Mass Transit System:Bangkok Sky Train)に乗り換えてナナ(Nana)駅へ向かいます。
今夜の宿泊先は、ナナプラザ(Nana Plaza)にもほど近いホテルを取ってました。
この時はまだ、駅で改札を通過する前に、検温などのチェックは無かったんですが、
スーツケースをよいしょと抱えて車内に乗り込むと、いつもより乗客も少なくて、
ほとんどのタイ人の方々は、それぞれに距離を空けながらマスクを着用して物静かに座っている…
やっぱりタイでもかなり警戒されてるんだな…
車窓から流れるバンコクの街並みを眺めながら、そんな空気をひしひしと感じてました。
イビス・スタイルズ・バンコク・スクンビット4
Macobond Rating
20分ほど電車に揺られるとナナ駅に到着します。
さて、まずはワス(Vasu Exchange)で、有り金の半分くらいを両替しよう
そう考えて、改札からスクンビット(Sukhumvit)通りへと階段を下りていくと…
あれ?なんかワスやってねーじゃん?
そこでハタと気が付きました。
今日が日曜日だってことに…
そうなんです。街中のお店は、日曜定休が普通なんですよね。
もともと16日に渡タイしようとしてたところを急きょ前倒しで来て、曜日感覚が狂ってたってのもあったんですが、心配事のほうが大きくてそんなことすっかり忘れてたんです。
仕方ねーなぁ…両替は明日にして、とにかくホテルへ向かおう
今夜は大人しく過ごすしかないか、などと考えながら、ソイナーナー(Soi Nana:Soi 4:Sukhumvit 4 Alley)方面へと踵を返します。
大通りをナナプラザ方向へ左に振り向くと、ナナホテル(Nana Hotel)を右手に臨んで、立ち並ぶバービアや屋台が見えてきます。
湯気や煙りを上げながら、いつものように立ち並んだ屋台では、それなりの喧騒と人だかりもありました。
夜に差しかかったソイ4は、地元の人々やお嬢さんたちでそこそこ賑わってましたが、バービアにぶら下がるのはファランさんたちばかり…
そして、誰一人としてマスクを着けてません。
道すがらすれ違うファランに違和感を感じてたのも、そういえばほとんどがマスクを着けてないからでした。
この国じゃ所詮居候の立場なんだから少しは遠慮すりゃあいいのに…
全ての人がそうだったわけじゃないけど、身勝手とも思える欧米人の無神経さに少々イラっとしたのを憶えています。
まぁ、彼らにもそうする理由があったことを後々知ったんですが。
通りを歩いていて気付いたのは、日本人を含めた東アジアの人らしき観光客をほとんど見かけないということ。
見かけるのは、地元の人たちと欧米系の観光客ばかり。
それもそのはず、中国や韓国はすでに出国制限に踏み切ってたし、こんな時にタイへ観光に来る日本人なんて余程の変わり者しかいないわけで…
結局、私もその変わり者のひとりだったんですが(笑)
こんな感じで、大繁華街ナナプラザ周辺といえど、その賑わいは見かけ以上に激減してたんです。
もっともこの寂しい状況は、なにもナナ周辺のことだけじゃなかったんですが…
歓喜と暗雲と。
これからの旅の予兆を感じながら、ほどなくバンコクでの拠点、イビス・スタイルズ・バンコク・スクンビット4(ibis Styles Bangkok Sukhumvit 4)にチェックインしました。
ホテルで食事
2018年に新築されたばかり、仏ノボテル(Novotel)グループのこのホテルは、施設が近代的で新しく、部屋も奥行きがあり過不足なくて、シャワールームも清潔。
着いてすぐに気に入りました。
スーツケースを解いて、ベッドに腰かけると、しばらく思案に耽ります。
とりあえず、手っ取り早く近所でなにか食ってから、街の様子を見に行こうか
そう考えた私は、財布を尻ポケットに押し込むと、部屋のドアを抜けてエレベーターへ向かいました。
エントランスロビーを出て、外の喫煙所でタバコを吸いながら、何食べようか?なんて考えているところへ、微熱混じりの風に乗って屋台から漂うガイヤーンの香ばしい匂いが届いてきます。
よし。ガイヤーンをつまみに、コンビニでビールを買い足して部屋飲みでいいや
近所の店で食べようという気分から、急に気が変わった私は、その屋台のおばちゃんに声をかけて大き目のガイヤーンを買うと、
徒歩1分のセブンイレブンで、ビア・シン(Singha Beer)のレギュラー4缶セットと、私のタイ定番コンビニつまみネーム(naem)、乾き物レイ(LAYS)のバーベキュー味を買い込んで部屋に戻りました。
さて、今夜の問題は、バーツの懐が寂しいこと。
ラビットカードにチャージした分などを含めてホテルまでの移動に要した交通費、そしてこの食事に使ったいくらかのバーツ、両替屋さんで替え損なったせいで、残金は฿1,000あるかないか…
これじゃあ、夜遊びには心許ないですよね(笑)
夜遊びの支払いは、原則カード決済を避ける現金主義です。
IC化されたとはいえ、どんな手口でスキミングされるか分かったもんじゃないですから(汗)
そんなわけで、
今夜は様子見!明日から思いっ切り遊ぼう
と、半ばやけくそで、ぬるめの缶ビールを飲み干しました。
ナナ周辺の夜の街へ
中食で腹も膨れ、軽く酔いも回って、夜の街に繰り出すにはちょうど良い感じです。
夜の帳が下りれば、バンコクの街といえど、いくぶんかは涼しく感じられる。
まずは、アソーク(Asok)方面に足を向けて、昨年からチューイット公園(Chuvit Garden)で開催されているアートボックス(ArtBox)・ナイトマーケットに行こうと、
シトラス・スイーツ(Citrus Suites Sukhumvit 6)の前を通る裏道(Sukhumvit 6 Alley)から回り込みます。
だけど、辿り着いたアートボックスは、人もまばら、露店には色とりどりのお洒落な品が並んではいるけど、
奥のステージはクローズで、その前に並んだテーブルには、数組のファランさんたちが酒盛りをしている程度。
なんとも寂しい雰囲気…
これは長居は無用だな
たまたま目に止まった安い財布を見つくろってから、早々にマーケットを後にします。
ついでにテーメーカフェ(Thermae cafe)の様子でも覗いてこようかとも思ったけど、大通りを渡るのが面倒臭くなって、そのままナナプラザへ向かうことにしました。
ソイ4に戻ってナナプラザへ入ろうとすると、強面のセキュリティのお兄さんたちが、なんと入場者をひとりひとり検温してる様子。
出発と入国時にもう経験済みですが、こんな街中の歓楽街でも検温されるのか?と訝しい気持ちで、入る前からテンションが下がりました。
その頃はまだ、その後タイがどんなことになるのか、想像すらしてなかったんですね…
なので、これはちょっと大袈裟過ぎじゃないの?って憤ってたわけです(汗)
それにしても、あまり人相が良いとはいえない方々に、帽子まで剥がされて、額にガンタイプの検温器を当てられるのは、やっぱりあまり気持ち良いもんじゃありませんよ…
すっかり興醒めした私は、バーツの持ち合わせが足りないこともあり、まず天蓋エリア中庭のバービアに腰をかけ、辺りを見回してみました。
ナナ・ビアガーデン(Nana Beer Garden)は、普段ならバービア嬢とじゃれ合いながら、GoGoのお嬢さんたちの様子をリサーチするのに最適です。
だけどこの日、軒を並べるGoGoバーのネオンたちは、どこもギラギラと輝いて、それだけを見てるならいつものド派手なナナプラザだったんですが、
布面積小さめのお嬢さんたちの姿をちらほら見かけはするも、どうにも数が足りない…
なにより明らかに客がまばらです。
私が座ったバービアですら、私以外にファランが数人程度…
店先に佇むお嬢さんたちも暇そうにスマホをいじって持て余し気味です。
どうなってんだこれ?…
場内全体の活気のボルテージは、通常が100%だとすると30%以下にダウンしてる。
ゆるんだ空気が蔓延し、バービアのお嬢さんも戦意喪失の呆れ顔です。
あまりに閑散としたナナプラザを目にして、やっと何かヤバいことが始まってるなと感じ始めた鈍感な私。
ビール一本飲み干すと、お嬢さんのお誘いには目もくれず、その夜はそそくさとホテルに戻りました。
そして、これがこの一風変わった旅の夜の始まりだったんです。
(続く)
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